本当は古墳ではない!?大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」の秘められた由来・歴史とは・・?

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本当は古墳ではない!?大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」の秘められた由来・歴史とは・・?

標高約26m、墳丘長約200mの前方後円墳と言われている茶臼山。

大坂の冬の陣・夏の陣で徳川家康真田幸村が本陣を構えた歴史的な場所でもあり、現在は都会の喧騒を逃れられる場所として多くの人の憩いの場となっています。

こちらでは、そんな大阪・天王寺公園の茶臼山の歴史や、真田幸村関連のスポットめぐりなどについて、ご紹介いたします。

大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」の開園時間・入園料

天王寺公園の開園時間・入園料

開園時間

7:00~22:00

定休日

年中無休

入園料

無料

茶臼山の開園時間・定休日・入園料

開園時間

7:00~22:00

定休日

年中無休

入園料

無料

大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」の歴史・由来

「茶臼山」の読み方・名前の由来

読み方

ちゃうすやま

1972年(昭和47年)府指定史跡(茶臼山古墳・河底池)

名前の由来

茶臼山(ちゃうすやま)または茶磨山(ちゃすりやま)と名付けられている山は全国に200ほどあり、その多くが戦陣だったところや城跡だったところです。

富士山のように頂上が平らになっていて裾が広がっていくような形の山は周囲を見渡しやすいため、城を築き陣を張るのに適した地形でした。

昔から貴族などの上流階級で流行っていた茶の湯の文化がやがて戦国武将に普及していきましたが、武士が貴族の文化を取り入れることは社会的地位の高さを示すようなものだったため、茶葉を抹茶に擦るための茶臼の形になぞらえて、城を築いたり陣を張ったりした場所を茶臼山または茶磨山などと名付けました。

茶臼山の歴史

茶臼山は古来より荒陵(あらはか)・荒陵山(あらはかさん)などとも呼ばれ、5世紀ころに豪族のために作られた大阪市内最大の前方後円墳と考えられていますが、だれが埋葬されているのかまではわかっていません。

古墳だったという説の裏付けとしては、

①「荒陵山」の山号を冠する四天王寺所蔵の長持形石棺(ながもちがたせっかん)と呼ばれる棺の一種の蓋がこの茶臼山から出土したものとされていること
②盛土が大阪府堺市の大塚山古墳や御勝山古墳の工法と共通していること
③古地図に前方後円墳と思われる形で描かれていること
④河底池が周濠の跡と考えられていること

などが挙げられます。

一方で、1986年(昭和61年)に行われた発掘調査では、古墳であればあるはずの葺石(ふきいし)や埴輪(はにわ)などが見つからなかったことから古墳ではないと唱える説もあり、事実は定かではありません。

また、788年(延暦7年)に、和気清麻呂(わけのきよまろ・733~799年)が水路を作るために川上台地を掘った跡が、天王寺公園との間にある河底池(通称ちゃぶいけ)で、掘った時の残土の山がこの茶臼山だという説もあります。

1546年(天文15年)には、細川家の家臣である山中又三郎がこの地に大塚城を築きました。

1614年(慶長19年)に徳川家康が大坂冬の陣で茶臼山一帯に本陣を構え、翌1615年(慶長20年)には大坂夏の陣における茶臼山の戦いで、真田幸村(真田信繁)率いる豊臣方の本陣となりました。

1740年(元文5年)に幕臣木村高敦が執筆した徳川家康の伝記「武徳編年集成」には、茶臼山の北の麓に徳川家康本陣の厨房があったと記されていますが、上述した1986年の発掘調査では、記述通りの場所でかまどや瓦敷きの建物の跡などが発見されています。

明治時代においては、この辺りは住友財閥の邸宅の一部となりましたが、やがて大正時代の終わりころ、1925年(大正14年)に大阪府に寄付されて天王寺公園の敷地の一部となりました。

近年では、2009年(平成21年)に水銀朱(鉱物から取れる赤系の塗料)が塗られた石室のようなものが発掘調査で確認されました。

大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」の回り方・見どころ

  • 大きさ:標高約26m(マンションの9階くらいの高さ)、全長約200m

茶臼山の登山ルート・所要時間・見どころなど

茶臼山のふもとから頂上までの登山道は1本のみです。

茶臼山山頂には、階段と坂を上って、すぐ登頂できます。おそらく1分もかからないのではないでしょうか。

天王寺公園の一心寺ゲート、茶臼山ゲート、和気橋などからですと、徒歩約2~3分で登れます。

山頂の見どころ

山頂には茶臼山と彫られた三角点の標柱が立っていて、側面には徳川家の家紋である三つ葉葵と真田家の家紋である六銭紋も彫られています。

近くには大阪城天守閣所蔵の大坂夏の陣配陣図の複製の展示と、真田幸村についての説明の立て札、真田幸村の名言「十万石では不忠者にならぬが、一国では不忠者になるとお思いか」、「恩義を忘れ、私欲を貪りし人と呼べるか。」、「関東勢百万も候へ、男は一人もいなく候」、「定めなき浮世にて候へば、一日先は知らざる事に候。」についての説明の立て札があり、戦国時代ファンにとってはとても興味深い場所です。

また、上述(茶臼山の歴史)の「武徳編年集成」には、山頂はとても狭くて近しい家臣の他はいるべき場所がなかったと書かれています。

どのくらいの狭さだったのか、実際に登頂して、その大きさを実感してみてください。

現在の山頂の様子とは多少違うと思われますが、実際に登ってみれば、あなたにもその「狭さ」がわかるはずです。

茶臼山の登頂証明書について(もらえる場所、時間、申し込み方法など)

茶臼山ゲート向かいにある一心寺存牟堂(いっしんじぞんむどう)にて、てんのうじ観光ボランティアガイド協議会が登頂証明書を発行してくれます。

  • 時間:9:00~16:00
  • 証明書発行料:一部100円

茶臼山周辺のその他の見どころ

大坂の陣史跡茶臼山の碑

  • 建立:2016年(平成28年)9月9日

大坂の陣史跡 茶臼山
冬の陣 徳川家康本陣跡
夏の陣 真田幸村本陣跡

と彫られています。

大坂の陣400年を記念して一心寺が建立し、大阪市に寄贈されたものです。

環境造形作家の藤本春紀氏がデザインした高さ2,5mの巨大な石碑で、群雄割拠を表現した扇形の荒波の上に、天下泰平を表現した円形の石が乗っています。

河底池

慶沢園と茶臼山の間にある池で、「ちゃぶいけ」「ひょうたんいけ」などとも呼ばれ、2つの噴水がありカモや亀などが住んでいます。

周りが歩道になっており、ベンチもあるため景色を眺めながら休憩することができます。

河底池は788年(延暦7年)に、和気清麻呂(わけのきよまろ)が水路を作るために川上台地を掘った跡だと言われていますが、現在の河底池の形になったのは18世紀後半と考えられています。

徳川家康の本陣があったころは現在よりももっと小さな池だったようで、広島市立中央図書館所蔵の「攝津茶臼山御陣城図」には茶臼山の南側にクラゲのような形をした池が描かれています。

和気橋

1937年(昭和12年)に完成した赤色の橋で、和気清麻呂が名前の由来となっています。

橋からは通天閣がよく見え、良い写真スポットとなっています。

茶臼山ゲートにある道標

側面には「観音寺」「住吉さん道」「一心寺参道」「慶応」などと思われる文字が刻まれています。

風化が進んでおり、字が読めなくなっていますが、おそらく慶応時代(1865年~1868年)に建てられた道標のようです。


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大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」で幸村ゆかりの地めぐり・スタンプラリー

大坂夏の陣、激戦地を巡れ~!!スタンプラリー

てんのうじ観光ボランティアガイド協議会にて、大坂夏の陣の激戦地で知られる四天王寺・茶臼山界隈(大阪市天王寺区)を巡る「大坂夏の陣 激戦地をめぐれーっ!!スタンプラリー」を企画しており、茶臼山ゲート向かいにある一心寺存牟堂にてスタンプがもらえます。

他にも真田幸村ゆかりの地や豊臣方と徳川方が激突した戦場跡など、安居神社を含む6カ所を巡れますので、是非参加してみてください。

お問い合わせ・台紙販売場所・値段・時間

お問い合わせ先電話番号
  • 06-6771-9981(てんのうじ観光ボランティアガイド協議会)
スタンプラリー台紙販売場所
  • 堀越神社
  • 安居神社
  • 茶臼山(存牟堂)
  • 四天王寺
  • 一心寺
  • 庚申(こうしん)堂
スタンプラリー台紙(値段)
  • 1枚100円
受付時間
  • 9:00~16:00

真田幸村めぐルート

天王寺区役所により「真田幸村めぐルート」として真田山エリアに15ヶ所、天王寺エリアに8ヶ所のロードサインが設置され、真田幸村ゆかりの名所や旧跡11ヶ所を巡ることができるようになっています。

天王寺エリア内にある茶臼山周辺では、安居神社南側~茶臼山北側~地下鉄天王寺駅周辺にかけて8か所のロードサインがあり、安居神社、一心寺、茶臼山、四天王寺を巡ることができます。

是非、真田幸村ゆかりの地を巡ってみてください。

真田幸村めぐルートマップ配架場所

  • 大阪市天王寺区役所(大阪市天王寺区真法院町20-33) 市民協働課 3階32番窓口
  • 天王寺区民センター(大阪市天王寺区生玉寺町7-57)
  • 大阪市サービスカウンター 天王寺(大阪市天王寺区堀越町アベノ地下街6号 あべちかB1)

※下記ホームページからダウンロードすることも可能です。

お問い合わせ先

大阪市天王寺区役所市民協働課シティ・プロモーショングループ

大阪・天王寺公園「茶臼山(茶臼山古墳)」へのアクセス(行き方)

天王寺公園の各入口や周辺のスポットから、茶臼山(登山口)までへのアクセスについて、ご紹介します。

天王寺公園各入口(ゲート)から茶臼山までのアクセス(行き方)

「一心寺ゲート」から

  • 「一心寺ゲート」から徒歩2分
「茶臼山ゲート」から

  • 「茶臼山ゲート」から徒歩約2分
「新世界ゲート」から

  • 「新世界ゲート」から徒歩約8分
「てんしば」から

  • 「てんしば」から徒歩約8分

最寄り駅から茶臼山までのアクセス(行き方)

天王寺駅から

  • JR、大阪環状線、大阪メトロ御堂筋線・谷町線「天王寺駅」6番出口から徒歩約8分
恵美須町駅から

  • 地下鉄「恵美須町駅」3番出口から徒歩約11分
四天王寺前夕陽ヶ丘駅から

  • 大阪メトロ「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」3、4、5番出口から徒歩約12分
大阪阿部野橋駅から

  • 近鉄南大阪線「大阪阿部野橋駅」から徒歩約14分
天王寺駅前駅から

  • 阪堺電軌上町線「天王寺駅前駅」から徒歩約14分
今宮戎駅から

  • JR、南海鉄道「今宮戎駅」から徒歩約16分

最寄りバス停から茶臼山までのアクセス(行き方)

四天王寺参道口から

  • 「四天王寺参道口」バス停から徒歩約9分
天王寺西門前から

  • 「天王寺西門前」バス停から徒歩約5分

天王寺公園・茶臼山の駐車場

天王寺公園周辺には、多数の有料駐車場があります。

茶臼山の前後にどこに行くのか、何時間駐車するのかなど、状況に応じて選んでみてください。

大阪・天王寺公園(茶臼山)の住所・お問い合わせ先

【ここもチェック!】茶臼山(茶臼山古墳)近くの観光案内所・休憩所「一心寺 存牟堂」

2016年に新しく整備されたお堂で、自動販売機が設置されておりベンチで休むことができます。

こちらでは、大阪城天守閣所蔵の大坂夏の陣図屏風の複製が展示されており、大坂夏の陣を解説するアニメの無料上映、書籍の販売、パンフレットや散策マップの配布などが行われています。

また、バリアフリーで車いすのまま館内を周ることもできます。

存牟堂で大坂夏の陣についての知識を深めてから周辺を周ると面白いので、是非訪れてみてください。

前述の茶臼山の登頂証明書も、こちらで発行してもらえます(100円)。

  • 時間:9:00~16:00
  • 料金:無料
  • 住所:〒543-0062 大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目4-13
  • 電話番号:06-6776-8700
  • ホームページ(一心寺):http://www.isshinji.or.jp/index.cgi

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