一心寺は天王寺公園近くにあり、宗派を問わず納骨を受け付けてもらえるお寺です。
入口にある仁王像や、数多くの有名な人々の墓など見どころも多く、散策も楽しめます。
その中でも本多出雲守忠朝の墓には酒封じの言い伝えがあり、禁酒祈願に訪れる人も多いようです。
このページでは、そんな一心寺の御朱印の種類や授与料(値段)を紹介します。
一心寺の御朱印の種類一覧
通常頒布の御朱印
・大阪新四十八願所・第39番
・法然上人二十五霊跡・第7番
大阪新四十八願所・第39番の御朱印
中央には「日想観殿」と書かれています。
浄土宗を開いた法然上人が、この地の草庵で日想観(にっそうかん)と呼ばれる修業を行いました。
日想観とは、西方に沈みゆく太陽に向かって念仏を称え極楽浄土を思い描く、観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)というお経に説かれている念仏修行のひとつです。
- 御朱印のお布施(値段):300円
御朱印に直接書いていただけますが、急ぎの場合は書置きの準備もあるので寺務所にてお尋ねください。
法然上人二十五霊跡・第7番
近畿地方を中心に中国・四国地方にある法然上人ゆかりの25寺を参拝する巡礼です。
一心寺は第7番札所の指定を受けていますので、それに準じた御朱印をいただくことができまする。
- 御朱印のお布施(値段):300円
一心寺の限定御朱印
一心寺では、今の所、季節・期間限定の御朱印は授与されていません。
掛け軸(納経軸)と笈摺(おいずる)にいただける御朱印一覧
上記でもご紹介した通り、一心寺(大阪)は下記の霊場の指定を受けていることから、専用の掛け軸(納経軸)や笈摺(おいづる/巡礼者用の羽織)を販売しており、それぞれの霊場にちなんだ御詠歌や御朱印をいただくことができます。
白衣(おいづる)・宝印軸にいただける御朱印
- 法然上人二十五霊跡・第7番
- 大阪新四十八願所・第39番
一例」:「西国三十三霊場」の”おいづる”
一例」:「近畿三十六不動尊霊場」の宝印軸
授与料は以下の通りです。
- 軸に押印:各500円
- おいずるに押印:各200円
※法然上人二十五霊場・近畿三十六不動霊場は300円
【補足】おいずるや宝印軸の購入方法
一心寺付近に位置する四天王寺の納経所(授与所)では御朱印のほか、各霊場のおいずる、宝印軸の販売も行っています。
このほか、市販もしくは下記、楽天市場やアマゾンなどの通販サイトからも購入できます。
自分が巡りたい霊場を告げることで自由にお作りいただけます。
おいずる一覧
宝印軸一覧
真っ白の”おいずる”に御詠歌をいただく際の注意点
中には東大寺二月堂のように文字がにじむという理由から御詠歌をお書きいただけない寺院もあります。(二月堂では朱印の押印だけはしていただけます。300円)
一心寺が札所になっている巡礼
法然上人二十五霊場巡り
法然上人二十五霊場巡りの専用御朱印帳は一心寺でも購入できます。(後述)
御朱印は、上掲の通常のものと同じです。
大阪新四十八願書所阿弥陀巡礼
各種巡礼が盛んになった江戸時代に、浄土宗でも大阪の48箇所の浄土宗寺院にお参りする「大阪四十八箇所寺阿弥陀巡礼」が始まりました。
当時の大阪の寺院より四十八ヶ寺を選び出し、阿弥陀仏の四十八願とその内容を詠った和歌が各寺院に配当されました。
寺院に参拝し、ご詠歌とお念仏を唱えて巡礼することで徳を積めると言われていましたが、時代と共に途絶え、やがて廃寺も現れました。
そして、2011年(平成23年)の法然上人八百年大遠忌を記念して廃絶されてた巡礼を復興させようと、新たに「大阪新四十八願所阿弥陀巡礼」の名で始まりました。
登録されている48寺は、一心寺を始めとする大半のお寺が大阪市中心部に集まっています。
ガイドブック・専用の御朱印帳は事務局にお願いすると郵送してもらえます(支払いは郵便振替)。
詳細は「大阪新四十八願所阿弥陀巡礼」ホームページでご確認ください。
- 御朱印帳のお布施(値段):2,000円
お問い合わせ
大阪新四十八願所阿弥陀巡礼事務局
ホームページ:https://www.osaka-amida48.net/
メール:osaka.amida48@gmail.com
事務局所在地:光善寺
光善寺住所:大阪市天王寺区生玉寺町5番34号
光善寺電話番号:06-6772-2856
一心寺にある御朱印帳(種類・値段)
一心寺には、オリジナルの御朱印帳はありませんが、「法然上人二十五霊場」の御朱印帳は用意されています。
法然上人二十五霊場巡り専用に作られた御朱印帳で、右側に札所の名前と住所・御詠歌が印刷され、左側に書く寺院で御朱印をいただけるようになっています。
- お布施(値段):1,000円
- 大きさ(サイズ):縦18.2cm×横12.2cm
- 蛇腹式 両面使用可
法然上人二十五霊場巡りに関する問い合わせ先
法然上人二十五霊場事務局
住所:京都市東山区林下町知恩院内
電話番号:075-531-2111
FAX:075-531-0099
四天王寺の御朱印の種類や値段、授与場所などについて詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
【全部で25種類!】四天王寺(大阪)の御朱印の「種類・授与料(値段)・授与場所・授与時間」など
一心寺の御朱印・御朱印帳授与所(場所・時間)
御朱印授与所の場所
一心寺の御朱印は寺務所で授かれます。
山門から入って念佛堂を過ぎ、日想殿の向かいが寺務所です。
入口に「寺務所」の看板がかかっています。
「御朱印」の立て看板が目印です。
法然上人二十五霊場御朱印帳もここでいただけます。
御朱印の授与時間
9時~16時
一心寺の御朱印授与所「混雑状況(混雑具合)」
土日関係なく、ほとんど待たずに拝受できます。
一心寺の周辺で授与されている御朱印
寺社を巡って御朱印を集めているというあなた!
一心寺にお出かけの方は、以下の寺社にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
大阪の神社・寺の御朱印の情報は、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
住吉大社の御朱印帳・御朱印袋の「種類・大きさ(サイズ)・初穂料(値段)・授与場所など」
【番外編】一心寺で実施されているスタンプラリー
天王寺七坂スタンプラリー
天王寺七坂スタンプラリーは「てんのうじ観光ボランティアガイド協会」が作成しているスタンプラリーです。
それぞれの坂で歴史を感じ、風景を楽しんだら、近くの寺社に立ち寄ることで、スタンプを集めることができます。
スタンプラリーのスポットは、谷町九丁目から天王寺までの谷町筋の西側に分布する以下七か所の坂道です。
一心寺(山門下茶所)でも台紙が販売されています。
2.源聖寺横の源聖寺坂
3.称名寺の口縄坂
4.愛染堂勝鬘院の愛染坂
5.清水寺横の清水坂
6.安居神社下の天神坂
7.一心寺の逢坂
- 電話番号:06-6771-9981(てんのうじ観光ボランティアガイド協議会)
- ホームページ:https://www.osakacommunity.jp/tennoji/kanbora/kanbora.html
- スタンプラリー台紙(値段):1枚100円
-
スタンプラリー台紙販売社寺:
生国魂神社・齢延寺・銀山寺・源聖寺・金台寺・太平寺・珊瑚寺・称名寺・清水寺・安居神社・一心寺
※てんのうじ観光ボランティア協議会では、天王寺七坂を含む全11コースのガイドツアーを行っています。詳しくは、ホームページなどでご確認ください。
大坂夏の陣 激戦地をめぐれーっ!!スタンプラリー
上述のてんのうじ観光ボランティアガイド協議会では、大坂夏の陣の激戦地で知られる四天王寺・茶臼山界隈(大阪市天王寺区)を巡る「大坂夏の陣 激戦地をめぐれーっ!!スタンプラリー」も企画しています。
真田幸村ゆかりの地や豊臣と徳川が激突した戦場跡など、安居神社を含む6カ所を巡ります。
是非、天王寺七坂スタンプラリーと一緒にまわってみてください。
お問い合わせ・台紙販売場所・値段・時間
お問い合わせ: 06-6771-9981(てんのうじ観光ボランティアガイド協議会)
スタンプラリー台紙販売場所:
- 堀越神社
- 安居神社
- 茶臼山(存牟堂)
- 四天王寺
- 一心寺
- 庚申(こうしん)堂
スタンプラリー台紙(値段):1枚100円
逢坂の歴史(由来)
てんのうじ七坂ガイドツアーについて
てんのうじ観光ボランティアガイド協議会では、「てんのうじ七坂」を含め、いろいろなコースのガイドツアーを行っています。
- 所要時間 1時間半~3時間(コースにより変わります)
- 料金 200円×人数(資料付) ※5名以下は1000円
- 申し込方法 案内日より2週間以上前に天王寺区民センターに電話またはFAX
ガイドが昼食時間をまたぐ場合、昼食代として500 円×ガイド人数の負担が必要です。
ガイドコースは、「てんのうじ七坂」、「てんのうじ七坂北」、「てんのうじ七坂南」など全11コース用意されています。
お問い合わせ
【豆知識①】御朱印の歴史や由来
寺社をめぐって御朱印を集めるのがブームとなっていますが、あなたは御朱印についてどれくらいご存知でしょうか。
以下のページ↓では、御朱印の歴史や呼び方、御朱印をいただく時のマナーなどについて詳しくまとめていますので、これから御朱印集めをされる方は、ぜひぜひ!ご一読ください。
【豆知識②】御朱印帳の起源
御朱印をいただくのに欠かせない御朱印帳ですが、いつ頃、どのように使われ始めたのが最初なのでしょうか。
気になるあなたは、ぜひ、当サイトの以下のページ↓をご一読ください!
一心寺のINFO
住所:大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69
ホームページ:http://www.isshinji.or.jp/index.html