納骨・経木流し・永代供養の寺「一心寺(大阪)」の見どころ・アクセスなどをご紹介!

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納骨・経木流し・永代供養の寺「一心寺(大阪)」の見どころ・アクセスなどをご紹介!

一心寺は、宗教を問わずに納骨を受け付けてもらえるお寺です。

広い境内の中には数々の著名人のお墓や、建造物が建ち並んでいます。

その中には本多忠朝(ほんだただとも)の墓があり、断酒祈願も有名です。

納骨されたお骨を以って骨佛が造立されてからは、「お骨佛の寺」として親しまれている一心寺の見どころや歴史、永代供養、アクセス情報などについてご紹介します。

読み方

いっしんじ

創建年

1185年(発文治元年)

開基(開山)

1596年(慶長元年)

御本尊

阿弥陀如来

一心寺の歴史・由来

1185年(文治元年)に創設された一心寺は、浄土宗を開いた法然上人がこの地の草庵で日想観(にっそうかん)と呼ばれる修業を修せられたのが始まりと伝えられています。

草庵は法然上人の諱(いみな:本名)から「源空庵」と呼ばれ、その後「一心寺」へと改称されました。

1600年(慶長5年)には徳川家康公の八男仙千代君の葬儀が営まれるなど、家康公との結びつきが強く、1614年(慶長19年)の大坂冬の陣では家康公の本陣が置かれました。

さらに、江戸時代末期からは宗派を問わず年中無休で施餓鬼法要を行う「おせがきの寺」として賑わいを見せます。

1887年(明治20年)に、納骨されたお骨を以って骨佛(こつぶつ)が造立されてからは、「お骨佛の寺」としても親しまれています。

1945年(昭和20年)の大阪大空襲で、堂宇のほとんどが消失してしまいましたが、戦後復興されました。

日想観とは?

日想観とは、死後の世界で極楽浄土に行くために行う修業の1つ。

西に沈む太陽を見て、その丸い形を心に留めて目を閉じ、西国浄土を思い描く修業法です。

法然上人は、一心寺からほど近い四天王寺でも日想観を行ったと伝えられています。

視界を遮るものが少なく、海岸線が今よりも近かった当時、四天王寺西門周辺からは大阪湾に沈む夕日が、きれいに見えていたのです。

施餓鬼法要(おせがき)とは?

全ての仏様のために心を込めて供養する行事です。

餓鬼とは、無縁仏や生前の悪行で亡者の世界に落とされた魂のことをいいます。

そしてその餓鬼を供養することを施餓鬼法要と呼び、施餓鬼を行った本人も徳を積むことになり、救いがあるとされています。

一心寺の御本尊「阿弥陀如来像」について

引用画像:大阪新四十八願所阿弥陀巡礼公式ホームページ

一心寺では、1966年(昭和41年)、戦災により焼失した本堂を再建するにあたって、同じ浄土宗の京都・知恩寺(百萬遍知恩寺)阿弥陀堂の本尊であった阿弥陀如来像をお移しして祀っています。

印相(指で輪を作っているポーズ)は、左右の手それぞれの人差し指と親指で輪を作る下品上生(げぼんじょうしょう)で、まぶしい金色が印象的な阿弥陀如来像です。

阿弥陀如来とは

阿弥陀如来は、限りない光と限りない命で人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主として広く信仰されています。

「死後、極楽浄土からの阿弥陀如来の迎えによって極楽往生できる」という浄土思想(浄土信仰)は貴族の間で広まっていたのですが、平安時代末期、法然が「念仏を唱える者はみな極楽浄土に生まれ変われる」と説き、浄土宗を開いてからは、庶民にも広まっていきました。

阿弥陀如来には、極楽往生・現世安穏のご利益があります。

一心寺の永代供養とおせがき「申込方法・料金など」

一心寺では、永代供養やおせがきを随時受け付けています。

おせがき

念仏堂にて申し込みます。(申込み順なので予約はできません。)

冥加料を納め、経木・塔婆に戎名を書いていただき本堂に移動します。

おつとめをしている場所へ行き、前の机に経木・塔婆を出して名前を呼ばれるまで待ちます。

  • 冥加料(料金)…300円・500円・1000円・2000円・3000円・5000円・10000円
  • 受付時間 9時~16時

※2019年(令和元年)12月末日まで、本堂屋根耐震強化大修理のためおせがきは受け付けていません。

永代供養

念仏堂にて申し込みます。(申込用紙は総合案内所にあります。)

永代供養料を納め、経木・塔婆に戒名を書いていただき本堂に移動します。

おつとめをしている場所へ行き、前の机に経木・塔婆をだして名前を呼ばれるまで待ちます。

一度申込みすると33年間、年忌の案内が届きます。

  • 永代供養料(料金)…10万円~
  • 受付時間 9時~16時

一心寺の境内図と見どころ

引用画像:一心寺

本堂

本堂は、1966年(昭和41年)に再建されました。ここで御本尊に拝礼します。

阿弥陀如来様が祀られているので「南無阿弥陀仏((なむあみだぶつ)」と唱えます。

十間四面の大きなお堂は、重厚感のある入母家屋根が特徴的です。

2019年現在、本堂では屋根の大規模改修工事が行われており、日想殿が仮本堂となっています。

そのため2019年12月末日までおせがきは休止しています。

仁王門(山門)と仁王像

仁王門(山門)

この山門は、建築家でもある現長老・髙口恭行(たかぐちやすゆき/きょうぎょう)氏の設計により造立されました。

寺院の門らしからぬ、現代アートのような、奇抜な外観の山門となっています。

髙口氏は他にも、一心寺の日想殿、望無亭、念彿堂など複数の建物の設計にあたりました。

仁王像

制作年

  • 1997年(平成9年)
作者

  • 岐阜出身の彫刻家である神戸峰男(かんべみねお)
素材

  • 青銅

一心寺の正門である仁王門(山門)には、大きな仁王像が建っています。

「あ」と口を開けた形相の阿形と、「ん」と口をつぐんだ形相の吽形が大迫力です。

開山堂

再建年

  • 1973年(昭和48年)

開山堂は、一心寺開山・法然上人をお祀りしているところです。

法然上人は、現在の一心寺の地に四間四面の草庵を結んで「荒陵の新別所(あらはかのしんべっしょ)」と称して留まり、一心寺発祥の基礎を作りました。

四間四面とは

間(けん)や面(めん)は、間面記法(けんめんきほう)と呼ばれる建物の規模・形式を表す方法において用いられる単位です。
間は柱と柱の間の部分を表し、面は庇が付いている側面の数を表します。

つまり、四間四面とは、正面に柱が5本、柱間が4つあり、前後左右に庇が備わっている建物となります。

念仏堂(念佛堂)

営業時間(各種申込の受付時間)

  • 9時~16時

念仏堂は、納骨、おせがき、永代供養などの受付をしている場所です。

お供えに使う、線香やローソクの販売も行っています。

こちらの念仏堂も、仁王門(山門)と同じく、現長老・髙口恭行氏が設計したもので、1993年(平成5年)に完成しています。

納骨堂・骨佛堂の「お骨佛」と「経木流し」

一心寺では、宗派を問わず納骨を受け付けています。※一部宗派を除く

10年に一度、納骨された骨をまとめてお骨佛をつくります。

納骨堂の隣にある骨佛堂には、お骨佛が並んでいます。

納骨冥加料は小(小骨・分骨用)が1万円~2万円、大(胴骨・全骨)が1.5~3万円です。

納骨をした翌年の4月26・27日に年次納骨供養大法要があります。

次回の骨佛開眼の年は2027年(令和9年)です。

詳しくは一心寺ホームページ「納骨とお骨佛」をご覧ください。

一心寺「骨沸」とは?~歴史(由来)~

引用画像:一心寺 納骨とお骨佛

骨佛とは、寺に納骨された遺骨を粉砕し、セメントで固めて作った阿弥陀如来像です。

もともと一心寺では年中無休でおせがきの法要を行っていたのですが、それにより納骨に訪れる人も絶え間なく集まり、ご遺骨を丁寧にお祀りできる方法として、1887年(明治20年)に骨佛の制作が始まりました。

初めてお祀りされた骨佛は、時の住持である顕秀和尚の発案で1851年(嘉永4年)~1887年(明治20年)までに納められた約5万体の骨を粉末にし、セメントと混ぜあわせ阿弥陀如来像を造像しました。

その後10年ごとに阿弥陀如来像が一体ずつ造像され、1938年(昭和13年)には約20万体の骨をもとに第6期の骨佛が完成しました。

こうして第2次世界大戦までに合計6体が造像されましたが、残念ながら戦災により亡失し、その破片に新たに約22万体のご遺骨を加え、1949年(昭和24年)に第7期の骨佛を完成させました。

ご遺骨を仏像にすることで、亡き人が仏様と一体になれ、より多くの人から拝んでもらえるということから、一心寺を選んで納骨されるご遺族も多く、現在の第12期まで続き、第1期造立以来130年以上の歴史を持っています。

2005年(平成17年)には、「骨佛の信仰習俗」として、大阪の無形民俗文化財に登録されました。

経木流し(きょうぎながし)

供養のため、戎名を書いた経木を川や海に流すことを経木流しといいます。

一心寺では納骨堂で経木を供養した後に、お流しの代わりにお焚き上げをします。

  • 経木は、一人につき一枚のみです
  • お焼香、参列は出来ません
  • 受付時間:9時~16時
  • 場所:「経木流し処」山門から入ると、左側すぐです 

三千佛堂

2002年(平成14年)に建立された三千佛堂は、一心寺に参詣される善男善女のために日曜学校や法話、説教などが行われる講堂です。

1945年(昭和20年)までは小さなお堂でしたが、戦炎で焼失した後、生花市場跡地に、新たに現長老により設計された現在の三千佛堂が造立されました。

大回廊には千躰佛と年神将(十二神将)があり、一心寺に納骨された諸霊の追善供養の意を担っています。

大回廊を右回りで3周してお参りすることで、過去・現在・未来と3世の諸佛にお参りしたことになるそうです。

年神将(十二神将)は各干支ごとの守護神とされているので、自分の干支を参拝しましょう。

地上が三千佛堂、地下が一心寺シアター「倶楽」として使用されています。

参拝時間


  • 9時~14時

一心寺シアター倶楽

芸能・文化・地域社会への貢献を目的としたイベント施設です。

自主公演や講演会、ワークショップなどさまざまなイベントが開かれます。

舞台は基本間口が5間~最大7間、奥行き~5間半で常設テラスがあり、本格的な舞台などが楽しめます。

一心寺シアター倶楽の問い合わせ先

電話番号:06-6774-4002
FAX:06-6774-4003
メール:kura@isshinji.net
ホームページ:http://isshinji.net/kura/index.html

境内にある墓

一心寺の境内には数々の有名な人の墓も点在しています。

その中でも本多出雲守忠朝の墓は酒封じの言い伝えがあり、禁酒祈願で有名です。

祈願用しゃもじを墓所壁面に奉納してお参りします。

祈願用しゃもじは一本300円で、山門下のお茶所で販売しています。

一心寺にあるその他の有名人の墓

  • 八代目市川団十郎の墓
  • 戊辰戦争 会津藩士墓地
  • 鳥羽伏見の役 東軍戦死者の墓
  • 篠山十四勇士の墓
  • 中江岷山の墓
  • 奥田拙の墓
  • 小西來山の墓
  • 初代・二代目 林家染丸さんの墓
  • 初代 竹本大隅太夫の墓 など

多出雲守忠朝の墓「酒封じの伝承」と一心寺の「断酒祈願」

多出雲守忠朝の墓造立年

  • 1616年(元和2年)

本多出雲守忠朝は、関ヶ原の合戦で功績を上げた人物です。

しかし、後の大坂夏の陣で酒を飲み過ぎたがために不覚をとって討ち死にしました。

死に際に「酒のために身をあやまる者を救おう」と言い残したとされ、酒封じの神として崇められるようになったと言われています。


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一心寺「写経堂」で写経体験

国道25号線を挟んで一心寺の向かい側にある心寺写経堂では、写経ができます。

筆や墨をはじめ必要な用具はすべて用意していただけるので、誰でも気軽に参加できます。

また、写経が初めてでも、詳しく説明してくれるので安心です。

随時写経

誰でも気軽に予約なしで参加できる写経です。

  • 写経時間:9:00~16:00の間
  • 受付時間:9:00~14:00(毎週水曜日と12月28日~31日は休み)
  • ご回向料(料金):一巻1000円
月例写経会(納経回向法要)

浄写されたお写経は、毎月第1日曜の納経回向法要で仏前に供養されます。

そしてご回向された後、奉納されます。

  • ご回向料(料金):一巻2000円
  • 電話番号:06-6774-8700(要予約)

一心寺の御朱印

一心寺では、1種類の御朱印が授与されています。
また、一心寺前の逢坂は、「天王寺七阪ご利益・一杯歴史も満載スタンプラリー」で巡るスポットの1つともなっています。

一心寺の御朱印について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

一心寺(大阪)の御朱印・御朱印帳の種類・値段・授与時間と場所など

一心寺の場所とアクセス(行き方)

一心寺へは、JR各線「天王寺駅」、地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘駅」、地下鉄堺筋線「恵美須町駅」から徒歩でのアクセスがおすすめです。

「天王寺駅から一心寺へのアクセス(行き方)」

引用画像:一心寺

一心寺山門までは、JR天王寺駅の北出口より徒歩約15分です。

「四天王寺前夕陽ヶ丘駅から一心寺へのアクセス(行き方)」

引用画像:一心寺

四天王寺前夕陽が丘駅から一心寺山門までは、地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽丘駅4番出口、5番出口からそれぞれ徒歩約12分です。

「恵美須町駅から一心寺へのアクセス(行き方)」

引用画像:一心寺

恵美須町駅から一心寺山門までは、地下鉄堺筋線 恵美須町駅2番出口、3番出口それぞれ徒歩約8分です。

「四天王寺から一心寺へのアクセス(行き方)」

一心寺から四天王寺(本堂)までは、約300m、徒歩約4分です。

ぜひ併せてお参りください。

一心寺の駐車場・駐輪場

近隣の駐車場

引用画像:一心寺

一心寺には、参拝客用の駐車場はありません。

近くのコインパーキングをご利用ください。

駐輪場

駐輪場は、山門を出て、道を挟んだ向かい側にあります。

一心寺の拝観時間・拝観料・お問い合わせ先など

拝観時間:5時~18時
拝観料:無料

お問い合わせ先
住所:大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69
電話番号:06-6771-0444 (9時~16時)
FAX:06-6774-2578
Eメール:info@isshinji.or.jp
ホームページ:http://www.isshinji.or.jp/index.html
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