【2022年最新!】今宮戎神社の「えべっさん」こと「十日戎」とは?「日程(時間)・参拝方法・見どころ」をご紹介!
今宮戎神社は、京都の京都ゑびす神社、兵庫の西宮神社と共に、「日本三大戎神社」に数えられる神社です。
えびす様を祀る神社の正月と言えば、例大祭「十日戎」、通称「えべっさん」です。
今宮戎神社では、正月三が日の参拝者数が5万人ほどなのに比べ、十日戎の3日間はなんと約100万人!ということですから、人気の高さがわかります。
こちらのページでは、そんな今宮戎神社「十日戎」の参拝方法や「福笹」を始めとする授与品、行事、混雑状況や交通情報など、気になる情報を詳しくお伝えしていきます!
今宮えびすのコロナ感染防止予防対策
大阪府の吉村洋文知事が、政府に緊急事態宣言の再発令を9日にも要請する意向を表明されました。 当社はこの報に接し、 参拝を控えていただき、郵送福笹への移行をお願いする次第です。 祈祷に関しても郵送祈祷の申込へ移行をお願いする次第です。 どちらも、当社ホームページからのお申込みと 現金書留のお申込みが可能です。
宝恵駕行列の中止
今年2021年は、コロナ感染防止対策のため自粛され、宝恵駕(ほえかご)の行列は中止です。
コロナ感染下における福娘の福笹授与のスケジュール
1月9日〜11日の各日19時〜25時まで
1月12日以降1月31日まで福笹の授与はあり。ただし授与時間が9時〜17時まで
出店する屋台の開店規制
2021年度はちょうど大阪府が緊急事態宣言を国に要請したことを受け、屋台の出店を控えるように通告が出されています。
これにより屋台の数が例年より減少すると思われます。
- 詳細は今宮戎公式HPにて(コチラ)
目次
今宮戎神社「十日戎」とは?
「十日戎(とおかえびす)」とは、商売繁盛の神・えびす様(戎・恵比寿・恵比須)を祀る神社の例大祭で、1月10日とその前後に行われます。
毎年、日は変わらず同じです。平日であろうが土日祝日であろうが斎行されます。
西日本では「えべっさん」として親しまれる一般的な行事で、各所の神社で盛大に執り行われ、場所によっては年越し以上の盛り上がりとなります。
関西の中でも特に有名な今宮戎神社の十日戎は、江戸時代には既に盛んに行われていたという伝統行事です。
2022年(令和4年)の十日戎の日程
1月9日(日)
宵戎(よいえびす) 0時~24時
1月10日(月)
本戎(ほんえびす) 0時~24時
1月11日(火)
残り戎(のこりえびす) 0時~24時
※2022年開催は現今のコロナ現状下、未定となっていまする。
つまりまとめると、次のように解釈されます。
1月9日の午前0時より十日戎が始まり、この先神社は12日の早朝まで夜通し笹の授与・祈祷等を行っています。
【補足】宵戎・本戎・残戎の違いについて
宵戎(よいえびす)
1月9日の俗称。10日の本戎を前にして執り行われる祭典であることから宵(祭りの前夜)という意味で「宵戎」称します。
午前7時から福笹の授与とご祈祷が開始されます。
本戎(ほんえびす)
1月10日の俗称。10日だけに「十日戎」と呼ばれます。
「十日戎」と呼ばれる理由は、単純に例大祭「十日戎」本戎の神事が執り行われるからです。
十日戎には「熟饌」と呼ばれる調理したものをご神前にお供えします。
10日の日の目玉は「宝恵駕行列」です。
残り戎(のこりえびす)
1月11日の俗称。残りの福をいただく日ということで「残り戎」24時で当年の十日戎は終了します。
十日戎の主な行事の日程・時間(参拝時間)
1月9日:
宵戎(よいえびす) 0時~24時
1月10日:
本戎(ほんえびす) 0時~24時
1月11日:
残り戎(のこりえびす) 0時~24時
※「残り福」とも
※福笹の授与:1月9日~11日、終日
※御祈祷:1月9日~11日、終日 ※神事のため受付不可の時間あり(後述)
※福娘の奉仕:1月9日~11日、9時~21時
十日戎の3日間は、終日、境内への入場・参拝が可能です。
拝殿周辺の多くのスペースを割いて、福笹や縁起物の授与が行われ、境内は参拝客でごった返します。
御朱印や通常のお守り、おみくじは、概ね9時~17時頃の授与となりますが、時間によっては授与されていない場合があります。
十日戎と前後の行事の日程
1月7日
- 10時 餅つき神事、御鏡講
- 11時 餅まき、御鏡講
- 13時 献花祭
1月8日
- 11時 献茶祭
- 14時 舞楽奉納(四天王寺楽所 雅亮会有志)
1月9日(宵戎)
- 7時 宵宮祭
- 12時30分頃 献鯛行列が神社に到着
1月10日(本戎)
- 7時 鯛の朝市
- 8時 例大祭
- 12時10分頃 宝恵駕行列が神社に到着
1月11日(残り戎・残り福)
- 7時 後宴祭
1月12日
- 9時 賽物勘定始奉告祭
今宮戎神社の初詣・正月の情報、餅まきなどの行事については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
今宮戎神社(大阪)の正月(初詣)ってどんな感じ?「営業時間(参拝時間)・混雑状況と混雑回避策・交通規制・駐車場・屋台・行事(餅まき・十日戎)など」
今宮戎神社「十日戎」の参拝方法
十日戎期間中には、「福笹」を目当てに多くの参拝客が訪れます。
以下に、「福笹」拝受の流れと参拝方法をご紹介します。
なお、十日戎の期間中は、大変混雑するため、境内に一定の順路が設けられます。
例年、南の鳥居か、南東側の入口から入り、北東側か北側から外に出るようになっていますが、当日は、現地の案内に従ってください。
(1)古い福笹を返納し、新しい福笹をいただく
去年いただいた福笹がある場合は、鳥居をくぐった先にある「古札(古笹)納所」へお返しします。
そして、境内の特設授与所で「福笹」と呼ばれる竹の枝をいただきます。
この福笹自体は無料ですので、差し出されたものを受け取れば良いのですが、中には「もっと大きいの!」などとリクエストを出す参拝客もいます。
ちなみに、十日戎に行ったからと言って、どうしても福笹を拝受しなければいけないというわけではありません。
境内とその周辺には、福熊手や福箕、福飴など他の授与品・販売品もありますので、あなたにぴったりのものを選んでみてください。
(2)拝殿・本殿に参拝する
通常通り、拝殿の前で「一礼(拝)二拍手一礼(拝)」の拝礼をして、1年の商売繁盛などを祈願します。
十日戎の期間中は、拝殿の前に巨大な賽銭箱が用意されています。
覗き込むと、お札もたくさん入っています!
賽銭箱に小切手を入れる人も多く、「2951(福来い)」や「8739(花咲く)」、「11104(いい年)」、「29451(福よ来い)」など、縁起を担いで語呂合わせにした額面のものも増えているそうです。
(3)縁起物(吉兆)を笹に付けてもらう
ここからが大変です。
福笹を受け取ったら、次は、「吉兆」と呼ばれる小宝(縁起物)の授与所に並び、先ほどいただいた福笹に吉兆を結び付けてもらいます。
吉兆には色々な種類があり、それぞれに意味があります(後述)。
また、物によって初穂料(値段)が異なります。
吉兆を結び付ける役は、「福むすめ(福娘)」が担当しますが、他の担当者もいるため、ぜひ福娘にお願いしたい!という方は、福娘がいる場所をねらって並んでくださいね。
ただし、福娘がいる場所は、他の場所に比べて混雑することが多くなっています。
中には、「あのコに担当してほしい!」と福むすめを選んで並んでいる人もいるようです。
混雑時は1時間ほど待つこともありますので、防寒対策は念入りになさってください。
飲み食いしやすいものなら、屋台グルメを楽しみながら待つのも良いでしょう。
なお、「並ぶ」と申しましたが、列はあってないようなものです。
もたもたしていると先を越されてしまいますので、授与所が近づいてきたら吉兆の品定めをして福むすめに声をかけ、次のお客だということをしっかりとアピールしてください。
今宮戎神社の福娘については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
関連記事:3000人から選出!?今宮戎神社「十日戎」の名物・福むすめ(福娘)とは?「面接審査・奉仕内容(仕事)・歴史などについて」
(4)銅鑼(ドラ)を叩いて「裏参り」をする
福笹が完成したら、人の流れに従って本堂裏へ回り、銅鑼(ドラ)を叩いて拝礼します。
人の流れに従ってみたら出口に押し流されていた!ということのないように、お気を付けください!
これは「裏参り」と呼ばれ、「えびす神は耳が遠いので、念押しの意味で銅鑼を鳴らす」という意味があるのだそうです。
銅鑼は普段からありますが、通常は柵の向こうにあるため叩くことはできず、本当に銅鑼を鳴らしての裏参りができるのは、十日戎の期間中のみとなっています。
銅鑼には、参拝客の皆さんのお店のステッカーや名刺などが張り付けられ、しばらくすると、銅鑼の銀色が見えないほどになります。
ここまででやっと、十日戎の参拝が完了します。
今宮戎神社の裏参りなど参拝方法については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
「商売繁盛で笹持って来い」の意味
十日戎の期間中、今宮戎神社の境内では、「年の初めのえべっさん 商売繁盛で笹持って来い」の音戸が、繰り返し流れています。
「商売繁盛で笹持って来い」は、縁起物を売る人の口上でもあるのですが、
「笹を持ってきたら商売繁盛させます」
あるいは、
「商売繁盛したらまた笹を持って戻ってきなさい」という意味なのだそうです。
これは、えびす様の呼びかけであり、参拝者は笹を持って参拝することで、この声に応えているのです。
今宮戎神社「十日戎」の見どころ(神事)
十日戎献鯛行事(1月9日)
大阪では江戸時代から、毎年1月9日の宵戎に、雑喉場(ざこば)魚市場から雌雄一対の大鯛を今宮戎神社に奉献して、大量・商売繁盛を祈願する習わしがありました。
えびす様と言えば、よく鯛を脇に抱えた姿で描かれますので、鯛は単に縁起が良いというだけでなく、えびす様ゆかりの魚なのです。
明治から戦前にかけてが献鯛行事・行列の全盛期で、美しく飾られた盛大な献鯛行列が行われました。
現在は、雑喉場魚市場の流れをくむ大阪木津市場の関係者らによって、「タイじゃ、タイじゃ、えべっさんのタイじゃ」の掛け声やお囃子と共に、鯛や米俵、伝統野菜などが運ばれ、奉献されます。
行列は、1月9日の12時30分頃、今宮戎神社に到着します。
古式ゆかしい献鯛神事に続き、翌朝には、初せりが境内で行われます。
宝恵駕行列(1月10日)
2021年度の宝恵駕行列は中止が決定しています。
江戸時代、大阪の一大歓楽街「ミナミ」の芸妓たちが籠に乗って今宮戎神社を参拝したことが、宝恵駕行列(ほえかこぎょうれつ)の始まりです。
明治時代から戦前にかけてはもっとも華やかで、多くの籠が行列に参加しましたが、戦後、ミナミの料亭の多くが閉業し、芸妓の数が減ると、行列の規模も縮小しました。
そこで、今宮戎神社が独自に選んだ女性(福娘)を行列に参加させるようになり、今日に至っています。
現在は、福娘に加え、歌舞伎俳優、落語家、漫才師、スポーツ選手、タレントなどの有名人が多く参加し、「ほえかご、ほえかご」と掛け声をかけながら、街を練り歩きます。(※掛け声の「ホエカゴ」は”ホイ、駕籠!”の意)
様式は少々変化しましたが、宝恵駕行列は、今も昔も、今宮戎神社・十日戎のメインイベントです。
沿道で見るだけでも、一緒に歩いても楽しめますので、ぜひ、ご参加ください。
宝恵駕行列のスケジュール
- 10時 行列(本隊)の出発式(道頓堀川の遊歩道「とんぼりリバーウォーク」)
- 10時20分 行列(本隊)スタート(ホリデイ・イン大阪難波(旧・南地大和屋))
- 10時40分 戎橋・戎舞台に到着
- 12時10分 今宮戎神社に到着
- 12時40分 今宮戎神社を出発
- 14時35分 帰着(ホリデイ・イン大阪難波(旧・南地大和屋))
行きは難波センター街商店街、帰りはなんばCITYを通ります。
行列ルートマップ(2018年)は、こちらからダウンロードできます。
宝恵駕行列は夜にもある!?
1月10日夜には、宗右衛門町~道頓堀間で、再度行列が行われます。
灯りをともした提灯で飾られた、昼間とは一味違う行列になります!
- 特設会場:宗右衛門町のイビススタイルズ大阪前
- 日時:1月10日、18時30分~19時30分
宝恵駕行列のお問い合わせ先
当日の参加者、行列のルートなどの詳細は、なんば戎橋筋商店街のホームページから確認できます。
- 電話番号(宝恵駕籠振興会事務局):06-6371-9131 ㈱ウエスト内
- ホームページ(なんば戎橋筋商店街):https://www.ebisubashi.or.jp/feature/feature66.html
今宮戎神社「十日戎」限定の御朱印
今宮戎神社では、通常の「えびす大神」の御朱印に加え、十日戎期間中、限定の御朱印も授与されています。
初穂料(値段)は300円です。
今宮戎神社の御朱印について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。
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