3000人から選出!?今宮戎神社「十日戎」の名物・福むすめ(福娘)とは?「面接審査・奉仕内容(仕事)・歴史などについて」

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3000人から選出!?今宮戎神社「十日戎」の名物・福むすめ(福娘)とは?「面接審査・奉仕内容(仕事)・歴史などについて」

今宮戎神社の福むすめ(福娘)とは、例大祭「十日戎」の3日間に境内の授与所で名物「福笹」に縁起物を結び付けるなど、十日戎の前後の様々な役目を担う女性たちのことで、関西では大変有名です。

いつも笑顔が素敵な福娘たちですが、どのように選ばれているのでしょうか?

以下では、福娘の審査方法や仕事内容、福娘出身の有名人など、福娘にまつわる色々なことをまとめてご紹介します。

福むすめ(福娘)とは?~福娘の歴史(由来)~

福むすめ(福娘)は、今宮戎神社だけでなく、野田恵美須神社(大阪市)、堺戎神社(堺市)、布施戎神社(東大阪市)、
服部天神宮(豊中市)など、府内各地の神社で募集され、奉仕しています。

中でも古いのが服部天満宮の福娘で、1951年の「豊中えびす祭り」から続いていると言います。

今宮戎神社の福娘は1953年に始まりました。

現在「ミナミ」と呼ばれている、道頓堀川沿い、難波周辺などの地域は、江戸時代から戦前にかけて、一大歓楽街(遊郭・花街)として栄えていました。

全盛期には、なんと3000人以上の芸妓(げいこ)や遊女を有していたということです。

しかし、戦後は料亭が次々と閉店し、芸妓の数も減少しました。

芸妓たちが籠で担がれて商店街を練り歩く「宝恵駕(ほえかご)行列」は十日戎のメインイベントでしたが、芸妓の減少と共に規模が縮小し始めたため、今宮戎神社では、神社が独自に選んだ「福娘」を、行列に加えることにしました。

宝恵駕行列

これが、今宮戎神社の福むすめの始まりです。

現在は公募で選ばれ、ほぼ全員が大阪府内や近郊地域の大学生だということです。

 福むすめ(福娘)の服装(着物)

福娘は、お揃いの着物に「千早」と呼ばれる白い羽織を着用し、金の烏帽子(えぼし)を被ります。

 福娘はみんな笑顔!

実際に十日戎開催中の今宮戎神社に行ってみると、忙しい福娘たちの眩しい笑顔に魅了されます。

福娘たちは、授与所に来たり声をかけてくれた人とはしっかりと目を合わせて笑顔で応え、授与品だけでなく自らの表情からも「福」を分けられるように、研修を受けているのです。

ですから、十日戎を始め各種イベントで私たちが目にする福娘はいつも笑顔ですし、カメラを向ければ、できる限りカメラ目線で応えてくれます。

今宮戎神社の福むすめ(福娘)「奉仕内容(仕事内容/役割)」

今宮戎神社の福娘のご奉仕のメインは、1月9日~11日の「十日戎」の際の授与所でのお仕事ですが、それ以外にも、様々な務めを果たしています。

以下に、主なものをご紹介します。

1月初旬

官公庁・各関係団体・報道関係の3班に分かれての挨拶回り
(郵便局、区役所、税務署、消防署、警察署、市議会、府庁、新聞社、テレビ局などで新年の挨拶)

1月7日

餅まき行事でご奉仕

餅まきの様子
1月8日

舞楽奉納式に参列

1月9日~11日

授与所で福笹・縁起物などの授与(9時~21時)

1月10日

宝恵駕行列に参加

※その他、地域の新年慶賀イベントに参加するなど、1年を通して活動

今宮戎神社の正月・初詣の行事や混雑状況、拝観時間などについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

 今宮戎神社(大阪)の正月(初詣)ってどんな感じ?「営業時間(参拝時間)・混雑状況と混雑回避策・交通規制・駐車場・屋台・行事(餅まき・十日戎)など」

超難関!今宮戎神社の福むすめ(福娘)の倍率は!?「募集要項(期間・人数)・応募方法」

今宮戎神社の福娘の募集は、例年、9月から始まり、11月下旬までに選考が行われた後、お披露目会が催されます。

募集期間

  • 9月1日~11月初旬

※2018年は9月1日~11月8日(必着)

応募資格

  • 満18~23才の未婚の女性 ※高校生不可
募集人数

  • 40名

※関西大学・立命館大学に在学中の留学生を対象とした「留学生福娘」10名の募集もあります。
詳しくは、直接お問い合わせください。

商品・賞金

  • 15万円と訪問着一着
応募方法(申込方法)

  • 市販の履歴書用紙に所定事項を記入の上・写真貼付の上、今宮戎神社宛てに郵送
応募先(今宮戎神社)
  • 住所:〒556-0003大阪市浪速区恵美須西1-6-10
  • 電話番号:06-6643-0150

福むすめ(福娘)の倍率は?

今宮戎神社の福娘には、例年3000名程度が応募しています。

2016年の応募人数は2908人、2017年が2871人、2018年が2815人でした。

採用されるのは40名なので、倍率は、72~75倍程度ということになります!

今宮戎神社の福むすめ(福娘)「審査(面接)の流れ」

福娘の審査は、以下のような流れで進みます。

  • 第1次審査:書類審査
  • 第2次審査:面接審査(11月中旬、今宮戎神社にて)
  • 第3次審査:選出審査(11月中旬~下旬、クボタ大ホールにて)
  • お披露目会:福娘発表と代表の選考(11月下旬~12月上旬、大阪商工会議所内国際会議ホール)

※日程・場所・選考の流れは変更になる可能性がありますので、最新情報をご確認ください。

それでは以下に、それぞれの審査の内容をご紹介します。


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第1次審査(書類審査)

履歴書を送ることで応募となるわけですが、これにより書類審査が行われます。

ここで審査対象となるのは、前述の通り、例年3000名ほどで、書類に不備があるなどの理由がない限りは大体の人が通過し、2500人程度が面接に進みます。

第2次審査(面接審査)

11月中旬頃、今宮戎神社にて、面接審査が行われます。

書類審査を通過すると、応募順で二次審査の日を指定されます。

面接審査と言っても、番号、氏名、職業を伝えて審査員の前をウォーキングするという簡単なものです。

これで、大体500人程度まで絞られます。

第3次審査(面接審査~選出審査)

クボタ大ホールにて、2回目の面接審査が行われます。

この面接審査は2段階で、1回目は、前回の面接審査と同じようなウォーキングによる選考です。

ただし、場所は大ホールのステージです。

これで100名~150名ほどに絞られ、結果は直後に伝えられます。

合格者は、最終審査(選出審査)に進みます。

最終審査になると、初めて、15秒の自己PRの時間が与えられます。

歌やダンス、ものまね、顔芸などを披露したり、留学経験や座右の銘を紹介したりして、皆さん、思い思いの方法でアピールし、いよいよ福むすめ(福娘)40名が選出されます。

面接の審査基準は?

審査基準などは公表されていませんが、ウォーキングの審査での合否の判断材料は、ほぼ見た目のみと言えます。

敢えて言えば、笑顔が素敵で、元気そうで、自信がありそうで、のびのびしているといった、全体的な雰囲気も見られているでしょう。

神主さんによると、福娘が参拝者と接するのは、授与品を授与するほんの短い時間なので、声の張りや雰囲気などの瞬間的な輝き・魅力を重視するとのことです。

福娘になれなくても・・「えびす娘」になれるかも!

最終選考に進んだ100~150名の中で、40名の枠の福むすめ(福娘)に選ばれなかった人の中から、例年、25名程度が「えびす娘」となります。

えびす娘は、十日戎の期間中、今宮戎神社にて、福笹などの授与を行うなど、福娘の補佐的な役割を担います。

白い着物(白衣)に赤い袴の巫女装束で、烏帽子は被りません。

福娘になれなかったものの、3000人から選ばれたのですから、こちらも十分に、選りすぐりのメンバーと言えます!

お披露目会・代表選考会

例年、11月の終わりから12月初め頃、福むすめ(福娘)のお披露目会(発表会)が催されます。

お披露目会では、ステージ上のひな壇に勢ぞろいした40名の福娘と10名の留学生福娘が、1人ずつ自己PRを行い、福娘の代表が選ばれます。

代表に選ばれた福娘は、官公庁などへの挨拶回りの際に、代表者として「今宮戎神社より、十日戎のご挨拶にお伺いいたしました」などと挨拶を述べたり、大阪締め(後述)の音頭を取ったりする役を担当します。

代表は、40名の福娘から3名、留学生から1名の、計4名です。(2018年募集分の場合)

お披露目会の模様は、後日、BS11で放映されます。

今宮戎神社の歴代福むすめ(福娘)

今宮戎神社の福娘を経験すると、「経歴に箔が付く」と言われ、就職活動に有利だとされています。

特にアナウンサーの輩出率が高く、「関西のアナウンサーの登竜門」と呼ばれることもあるほどです。

今宮戎神社「福娘」出身のアナウンサー

  • 古川圭子(毎日放送)
  • 松井愛(毎日放送)
  • 斎藤真美(朝日放送)
  • 福元英恵(元フジテレビ)
  • 米田依代(元矢掛放送)
  • 丁野奈都子(元宮崎放送)
  • 赤江珠緒(元朝日放送)
  • 進藤晶子(元TBS) など

歴代福むすめ(福娘)が集うOG会がある!?

今宮戎神社には、福娘経験者がその後も神社や地域とのつながりを保ったり、OG同士が交流できる場を作るための、「いまみや福娘会」というOG会があります。

地域の清掃活動をしたり、今宮戎神社の行事のお手伝いをしたり、同窓会を開いたりしているそうです。

【豆知識】福むすめ(福娘)がする「大阪締め」とは?

福娘は、新年の挨拶の際などに「大阪締め(大阪手打ち/上方手打ち)」と呼ばれる掛け声と手拍子の音頭を披露します。

一本締めや三本締めと同じようなものですが、大阪で行われるこの「大阪締め」は、セリフが多いのが特徴で、大阪府内でも完璧にできる人は多くありません。

ただ、今でも、祭りや宴会場、経済会合などで行われています。

また、大阪伝統の手締めを守ろうと、大阪証券取引所や、上方落語界でも取り入れられています。

最近では、NHKの朝の連ドラ「あさが来た」に登場したため、テレビで見たことがあるという人もいるようです。

今宮戎神社の福娘は、選出された後の研修でこの大阪締めを習います。

大阪締めの流れ

「打ーちましょ」の掛け声で2回手拍子(パンパン)

「もうひとつせー」の掛け声で2回手拍子(パンパン)

「祝(いお)うて三度」の掛け声で3回手拍子(パパン・パン)

※地域によって掛け声や手の叩き方にバリエーションがあります。

福娘の大阪締めでは、手拍子と同時に「よいよい」という掛け声があります。

なお、大阪締めには「男締め」「女締め」があり、男締めは「打ちまーしょ」、女締めは「打ーちましょ」となるそうです。

大阪締めの由来

大阪締めの起源・由来は、よくわかっていません。

一説には、大阪締めの原型は、大阪・北浜の米市場で、売買成立の合図に交わされたものとされています。

あるいは、生国魂神社(いくくにたまじんじゃ)の例祭の囃太鼓に合わせた手締めを簡略化したものとも言われています。

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