敷津松之宮・大国主神社(大阪)のお守り「種銭」と「見どころ・アクセス・歴史」など

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敷津松之宮神社と大国主神社は同じ境内にあり、敷津松之宮神社の参道が南北に、大国主神社の参道が東西に延び、2つの参道が交差しているのが特徴です。

敷津松之宮神社の摂社でもある大国主神社は、地元の人々からは「木津の大国さん」の名で親しまれています。

「種銭」を授かることで金運アップが期待できるとされており、一時は宝くじが当たるとして入手困難にもなっていました。

大阪七福神の一社としても知られています。

こちらのページでは、そんな敷津松之宮神社・大国主神社の見どころやアクセス情報、歴史などについてご紹介します。

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の御朱印・御朱印帳 

 

敷津松之宮・大国主神社では、1種類の御朱印が授与されています。

敷津松之宮・大国主神社の御朱印について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の御朱印・御朱印帳・お守りの種類・値段など

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の御朱印・お守り(種銭)授与所

御朱印・お守り(種銭)は、敷津松之宮本殿の向かって左側にある社務所で受けられます。

授与時間は9時~16時です。




敷津松之宮大国主神社(大阪)の歴史・由来

神功皇后が三韓を平定され、住吉大社に凱旋報告をするために敷津浦を航海している最中、敷津浜に打寄せられる荒波を見て「ここより汐が満ちないように」と、松の木を渚に三本植えました。

そして素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祀り、航海の安全を祈ったことから「松之宮」と呼ばれました。

の後、1744年(延亨元年)2月の神託(神からのお告げ)により、出雲大社の御祭神・大国主命を勧請し、境内に大国主神社が建立されました。

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の主祭神「素盞嗚尊・大國主命」について

敷津松之宮神社・大国主神社では、主祭神として、それぞれ、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、大国主命(おおくにむしのかみ)を祀っています。

素戔嗚尊と大国主神は、共にヤマタノオロチを退治したことで知られています。

両社とも、縁結びで有名な出雲大社にゆかりの深い神様として知られており、商売繁盛だけでなく縁結びのご利益も期待できます。

その他にも、子授け、五穀豊穣、病気平癒、航海守護とありがたいご利益がたくさんあります。

あなたは何をお願いするでしょうか?

敷津松之宮・大国主神社(大阪)のお守り・種銭

ここで、大国主神社の最も有名なお守り「種銭」をご紹介します。

一般に、種銭(たねせん)は、財布に入れて持っておくと金運が上がると言われています。

大国主神社の種銭は特に「宝くじに当たった」とテレビで放送されて話題を呼び、金運アップ・商売繁盛のご利益があるお守りとして有名になりました。

普段から一時的に品切れになっていることもあるのですが、特に1/9~1/11の大国まつりが開催されている期間は種銭を授かる人で長蛇の列が出来るので、注意が必要です。

商売繁盛の種(もと)になる種銭を財布や金庫に入れておくと、お金が増えると言われています。

1年ごとに返納し、新しいものを授与してもらうのが習わしです。

  • 種銭の初穂料(値段):1つ500円

敷津松之宮・大国主神社(大阪)のその他のお守り

敷津松之宮・大国主神社では、商売繁盛や金運アップのお守りを中心に、以下のようなお守りも授与されています。

  • 御守袋(値段):1つ1000円
  • 福きんちゃく財布(値段):1つ1000円
  • 福小判(値段):1つ300円

 

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の境内図と見どころ

敷津松之宮・大国主神社の参拝の順番

敷津松之宮・大国主神社では、親である敷津松之宮神社へ先に参拝し、それから子にあたる大国主神社の順番でお参りをすると、よりご利益があると言われています。

敷津松之宮神社本殿

素戔鳴尊が祀られる社殿です。

その土地の鎮守の神を意味する「氏神様」という案内が出ています。

読み方

しきまつのみやじんじゃ

主祭神

素盞嗚尊・大国主命

その他の祭神(配神)
  • 八柱皇子神(やはしらのみこがみ):素戔嗚尊(すさのをのみこと)と櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)との間に生まれた八人の子
  • 奇稲田姫神 (くしいなだひめ):ヤマタノオロチの生贄になっていたが素戔嗚尊の櫛になり命を救われた
  • 事代主神 (ことしろぬしのかみ):古事記では大国主神の子とされる
  • 少彦名神(すくなひこなのかみ):大国主神とともに国造りをした
創建年

神功皇后時代 ※推定西暦250年前後

例祭

大国まつり 1月9~11日

狛犬

敷津松之宮神社前の、2つの参道が交差するあたりに狛犬があります。

2つの神社の参道が交差する場所は珍しく、縁起の良い場所とされています。




大国主神社本殿

読み方

おおくにぬしじんじゃ

主祭神

大国主命

創建年

1744年(延亨元年)

例祭

大国まつり 1月9日~11日

日出大国神像

大国主神社の社殿内には、大黒天らしき座像があります。

これは日出大国神と呼ばれる像で、膝の上に太陽を抱えています。

神社には、普通、寺院における御本尊の仏像のようなものは置かれませんが、こちらには大国主命(見た目は大黒天)の像が鎮座しており、神仏習合の名残をうかがわせます。

木彫りの大黒天像では日本一の大きさで、存在感があります。

大国主命と大黒天(大黒様)は同じ神?

大国主命を祀る社殿に大黒天像があるとご紹介しましたが、この2神の関係をご存知でしょうか。

大国主命は日本神話にも登場する神様で、国津神(くにつかみ:天孫降臨以前からこの国土を治めていた土着の神々)の主宰神とされています。

一方の大黒天は、元はマハーカーラというインドの神様で、中国に伝わった時に「大黒天(だいこくてん)」と訳されました。

大国主命は日本の神ですが、「大国」が「ダイコク」とも読めることから、中世以降、日本に伝わった「大黒天」と同一視されるようになりました。

大国主神社の創建は江戸時代なので、その頃にはもう「大国主命」と「大黒天」の習合は浸透しており、ほとんど同じものと見なされていたことでしょう。

狛ネズミ

向かって左側は小槌を持っている阿形の狛ネズミ、向かって右側は米俵を持っている吽形の狛ネズミです。

かつて大国主命が素戔嗚尊の提示した三難遂行の最中に火に取り囲まれていたところ、ネズミが地下の洞穴に誘い命を救われたという伝説があり、それ以降、ネズミは大国主命の神使として使える身になりました。

狛ネズミの小槌や米俵は、大黒天(大国主命)の所有物とされています。

敷津松之宮神社本殿は狛犬が、大国主神社本殿はこちらの狛ネズミが、それぞれ守護します。

大黒天像

敷津松之宮神社の大黒天像です。

優しい表情の大黒様が迎えてくれます。

大黒天像の額に自分のおでこを当てて祈願し、次に右手の小づちに触れながらお願いごとを念じるのが地元の習わしです




木津勘助の像

木津勘助は、豊臣家に土木技術者として仕え、堤防を造り水害を防ぐなと、大阪に貢献した人物です。

20代のはじめに木津村(敷津松之宮神社がある現在の浪速区と西成区の各一部)に住んでいました。

あまり知られていませんが、大阪の繁栄につながる川の開拓工事を行い水害を防ぐなどの功績が高く評価されている人物です。

そして江戸時代、1639年(寛永16年)の大飢饉の際には、民のため幕府の米蔵を独断で開放し人々を救いましたが、流刑にされてしましました。

建立年

  • 1922年(大正11年)

※3代目南福こと新野伊之助が建立

再建年

  • 1954年(昭和29年)

※戦時中に供出された後、戦後、新野嘉男氏ら「勘助翁彰徳会」が復元・再建

折口信夫の歌碑

大阪浪速区出身の折口信夫は、敷津で生まれており、この地に縁のある人物で、詩人・歌人、そして民像学者でもありました。

この歌碑は、折口の死後25年を期に建てられたもので、大阪で初めて造られた折口信夫の歌碑として、注目されます。

白龍明神社

白龍明神社は、「巳さん 白龍明神社」という立札が目印です。

白龍・白蛇が祀られてます。

白龍や白蛇、または龍蛇神と呼ばれる神は、インドや中国の、蛇、あるいは龍を神とする信仰が日本にも伝来し、水の神、あるいは財運、商売繁盛などの神として各所で祀られています。

敷津松之宮・大国主神社の主祭神とも関係の深い出雲大社では、龍蛇神を祀る信仰が伝わっています。

読み方

はくりゅうみょうじんじゃ




楠稲荷社

 

もう1つ、境内社として祀られているのがこちらの楠稲荷社です。

手水舎の真裏という目立たない場所にありながら、大切に手入れされ、守られている様子がわかります。

この社殿を守護するのは、狛犬でも狛ネズミでもなく、稲荷神の眷属(けんぞく:使者、従者)である狐です。

読み方

くすのきいなりしゃ

主祭神

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の例祭「大国まつり」

1月9日から11日にかけて開催される今宮戎神社の「十日えびす」と同日に行われる「大国まつり」の日には、境内は商売繁盛を願う人で溢れています。

今宮戒神社に祀られる事代主命は大国主神社の大国主命の子供にあたるということで、親子両方お参りすると、ご利益アップが期待できるそうです。

この地域では「えびす・だいこく両社詣って本まいり」という習慣が江戸時代から根付いています。

大国主神社から今宮戎神社までは徒歩で9分程度ですので、徒歩で続けて参拝できます。

大国主神社から今宮戎神社へのアクセス(行き方)

  • 距離:約650m
  • 所要時間:徒歩約9分

大国まつり・十日戎の期間中には、ぜひ併せてお参りください。 

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の場所とアクセス(行き方)

最寄り駅から敷津松之宮・大国主神社(大阪)へのアクセス(行き方)

アクセス:地下鉄御堂筋線大国町駅の2号出口からすぐです。

敷津松之宮神社・大国主神社の駐車場・駐輪場

駐車場・駐輪場はありません。

公共機関が周辺のコインパーキングをご利用ください。

敷津松之宮・大国主神社(大阪)の拝観時間・拝観料など

拝観時間:9時〜16時
社務所営業時間:9時~16時

拝観料:無料
住所:大阪府大阪市浪速区敷津西1丁目2番
公式HP:https://www.city.osaka.lg.jp..(浪速区)

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