住吉大社の北側にある生根神社(奥の天神)では、初穂料を収めれば御朱印を手にすることができます。
住吉大社は全国的にも有名ですが、生根神社(奥の天神)は地元の人以外にほとんど知られていません。
観光客の姿は一応見かけるものの、迷った挙げ句にたどり着いたというケースがほとんどです。
住吉大社などの大阪の有名神社の御朱印を集めているのなら、地元の人でしかしらない御朱印を集めてみるのも良いでしょう。
では生根神社(奥の天神)にある御朱印はどういうものか、効き目が凄いと噂のある生根神社のお守りについても取り上げます。
生根神社(住吉/奥の天神)の御朱印の種類と初穂料(値段)
生根神社(奥の天神)で受け取ることができる御朱印は、以下の2種類あります。
- 大きい朱印(ゴム印)が押印されている御朱印
- 小さい朱印(ゴム印)が押印されている御朱印
ただ基本的な御朱印のスタイルはほとんど変わらず、単純に朱印が違うだけです。
①生根神社(住吉)の御朱印(小さい朱印)
生根神社(奥の天神)の御朱印は、真ん中に「生根神社」と墨書きがされ、上から朱印が押されます。
そして右上には「奥の天神」の朱印と下に「参拝」の墨書き、希望者には左端に参拝した日付を記入という形です。
なお日付を入れてほしくない場合は、社務所の人に「日付は結構です」と伝えておきましょう。
小さい朱印のデザインモチーフになっているのは、生根神社紅梅殿のすぐ隣にある朱色門にあるのし瓦です。
のし瓦とは屋根の頂上部分に設置されている瓦のことで、雨の日などに家の中に水が入るのを防ぐ役割があります。
のし瓦に刻まれている模様に取り入れられているのが、朱印のデザインです。
生根神社(小さい朱印)の御朱印の初穂料(値段)
- 初穂料(値段):各300円
御朱印をお願いするは、おつりのいらないように、100円玉を用意しましょう!
②生根神社(住吉)の御朱印(大きい朱印)
大きい朱印が押印された御朱印は、上記、小さい朱印と同様に右上に「奥の天神」の朱印と下に「参拝」の墨書き、希望者には左端に参拝した日付を記入という形です。
ただ、異なるのが中央に押印された朱印の形が大きいバージョンだということです。
この大きいバージョンの朱印のデザインモチーフになっているのは、住吉大社の神紋であるのは間違いないでしょう。
生根神社(住吉)に住吉大社の御神紋が用いられている理由
生根神社の境内に訪れると分かりますが、屋根瓦や扉、拝殿などに住吉大社と同様にご神紋(ごしんもん/いわゆる神社の家紋のこと)が見えます。
住吉大社の御神紋は花菱になっており、昔はセレブ(貴族や武士)の間でしか使うことが許されない文様でした。
花菱が朱印に使われているのは、生根神社(奥の天神)が江戸時代に住吉大社の摂社になっていた名残なのでしょう。
また神社の門は、神社に悪いものを寄せ付けないために建てられたものと言われています。
以上のことを考えると、生根神社の御朱印は厄除けの効果があるのかもしれません。
なお授かる御朱印が大きい朱印か小さい朱印になるかは、社務所の人の気分次第です。
この他にも上記、大・小の御朱印を2個同時に押してくださる場合もあるようです。少しお得感が得られますね。
生根神社(大きい朱印)の御朱印の初穂料(値段)
- 初穂料(値段):各300円
生根神社(住吉)の限定御朱印はある?
今のところ、行事や季節に応じた限定の御朱印は授与されていませんが、目と鼻の先にある住吉大社では期間限定の御朱印を授与されていますので、ぜひ!その時に立ち寄って参拝してみてください。
ただ、忘れてはならないのが、御朱印は「○○神社にお参りしました」という証明書であり、コレクションするためのものではないということです。
生根神社は小さい神社でありますが、見どころはたくさんあります。
生根神社(住吉)の御朱印帳の種類と初穂料(値段)
生根神社(奥の天神)に御朱印帳はないものの、近くの住吉大社には3種類の御朱印帳があります。
もし手元に御朱印帳がなければ、先に住吉大社まで赴いて御朱印帳を手にしても良いかもしれません。
- 初穂料(値段):1,500円
- 大きさ(サイズ):16cm✕11cm
- タイプ:蛇腹式
生根神社のお守りの種類と初穂料(値段)
生根神社には御祭神の少彦名命の力が込められているお守りをはじめ、色んなご利益があるお守りが揃っています。
中には強烈な効き目が期待できるお守りもあるので、御朱印を頂戴する際に覗いてみても良いでしょう。
人気・おすすめのお守り①「生根神社のお守り」
生根神社のお守りには、巾着タイプと御札タイプの2種類あります。
2種類とも少彦名命の力が込められているため、健康長寿のご利益を受けることができるでしょう。
巾着タイプのお守りはバッグなどに取り付け、御札タイプのお守りはお財布や神棚に飾っても良いかもしれません。
御札タイプのお守りを小袋に入れて身につけても問題はなく、効力が薄れることはないので大丈夫です。
なお、生根神社のお守りは西成(玉出)にある上の天神でも取り扱いがあります。
お守りのデザインは奥の天神とは違い、三つ巴紋・梅鉢紋・花菱が描かれていました。
- 値段(初穂料):800円
- ご利益:病気平癒・健康長寿
人気・おすすめのお守り②「学業御守」
生根神社境内では天満宮の社があるため、表に菅原道真が刺繍されている学業のお守りがあります。
お守りに刺繍されている菅原道真のモデルになったのは、生根神社(奥の天神)境内にある天満宮の祠の中にある坐像です。
坐像は室町時代に制作されたと言われているものの、現在現物を見ることはできません。
なお菅原道真は怨霊として有名ではありますが、お守りに刺繍されている菅原道真の顔は朗らかです。
おそらく恨みが全て消えて、人格者だった頃の姿に戻ったのでしょう。
なお学業のお守りの効果はかなり高いようで、公式Facebookには生根神社のご祈祷を受けて合格した人がいると報告されていました。
だから受験を控えている人なら、1つ手にしておきましょう。
- 値段(初穂料):800円
- ご利益:学業成就・合格祈願
人気・おすすめのお守り③「交通安全のお守り」
生根神社にはいろんなお守りがありますが、交通安全のお守りの数が多く目に付きます。
よくある巾着タイプのお守りから、吸盤がついているお守り、さらにはご守護符まで揃っていました。
生根神社は交通安全にご利益がある神社ではないものの、全くの無関係というわけではありません。
境内には水に関するご利益がある「龍王社」があり、龍は水の神様として崇められているため船舶や水運のご利益を承ることができます。
つまり、言い方をかえれば「長距離の移動に関わる人を見守ってきた神様」とも捉えられます。
昔は車ではなく船が主な交通手段になり、今は船にかわって車が主な交通手段となりました。
そう考えると、生根神社(奥の天神)に交通安全のお守りが売られているのも、納得です。
- 値段(初穂料):800円
- ご利益:交通安全
その他のお守り・授与品
- リラックマの守り(800円)
- 開運厄除の守り(800円)
- 商売繁盛御守(800円)
- 安産御守(800円)
- 病気平癒のお守り(800円)
- ぼけ封じ(800円)
- 子授安産(800円)
- 子供まもり
- 紙札(1,000円)
- 木札(大/2,000円 小/1,500円)
- 神宮大麻(1,000円)
神宮大麻とは、伊勢神宮の御祭神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の力が宿った神札です。
天照大御神は、国土安泰・開運・勝運などのご利益を受けることができます。
神宮大麻は神棚に祀るのが一般的ですが、神棚がなければタンスや戸棚の上を綺麗にして祀っても構いません。
生根神社の御朱印・御朱印帳・お守り授与所(場所・時間)
生根神社の御朱印は、どこで受け取ることができるのでしょうか。
境内で大きく宣伝している訳ではないので、御朱印を授かる場所を探すのに一苦労するかもしれません。
そこで初めて生根神社に来た人でもすぐに分かるように、御朱印を受け取る場所と時間について取り上げます。
御朱印・御朱印帳・お守り授与所の場所
生根神社の出入り口になっている注連柱をくぐってすぐ右手側に、社務所があります。
社務所の人に声をかければ御朱印を頂くことができますが、必ずしも社務所に人がいる訳ではありません。
もし社務所に人がいない場合は「すみません」と声を出すか、神社境内の何処かにいる可能性もあるので、少し探し回ってみて下さい。
白い羽織のような服を着ている人が社務所の人なので、声をかけて御朱印を授かりに来たと伝えましょう。
御朱印・御朱印帳・お守りの授与時間
- 9時~17時
生根神社の御朱印・御朱印帳・お守り授与所「混雑状況(混雑具合)」
待ち時間はほとんどないので、並ばず御朱印を受け取ることができます。
参拝時期が正月で住吉大社に大勢の人が押し寄せていたとしても、生根神社まで来る人はほんの僅かです。
生根神社(奥の天神)の住所・お問い合わせ先
- 住所:大阪市住吉区住吉二丁目三番十五号
- 電話番号:06-6671-2964
- ホームページ:http://ikune.a.la9.jp/index.php
なお今回の記事制作にあたり、社務所の人から協力していただきました。
この場を借りてお礼を申し上げます。